KBCブログ (CADの使い方説明)

BricsCADを中心としたCADの使い方を説明します。

BricsCAD 直線の作図(極座標入力・極トラック)

もう一つの作図方法として、長さと角度を入力し作図する「極座標入力」の方法を説明します。
この方法はダイナミック入力と同じ作図方法ですが、コマンドラインに数値を入力することにより作図します。

f:id:KBConsul:20191009114520p:plain

極座標入力作図

LINEコマンドを実行し、コマンドラインに長さと角度を数値入力し作図します。
@長さ < 角度 

30°の角度の200の長さの線を作図してみます。

f:id:KBConsul:20191009114629p:plain 1.コマンド選択「線分」ボタンを選択します。
f:id:KBConsul:20191009114719p:plain 2.直線を引くための始点を指示します。
f:id:KBConsul:20191009114824p:plain 3.コマンドプロンプトに「@ 200 < 30」と入力します。
f:id:KBConsul:20191009114911p:plain 4.問題なければ「ENTER」で決定します。
f:id:KBConsul:20191009115021p:plain 5.間違って決定してしまった場合は、キーボードから「U」を入力することにより1つ前の状態に戻ります。(入力は半角文字です)
f:id:KBConsul:20191009115118p:plain 6.終了するには、再度「ENTER」キーをクリックしコマンドを終了します。

角度の入力に関しては次のようになります。

f:id:KBConsul:20191009115159p:plain





●極トラックに関して

極座標入力を簡単の補助する設定です。「極トラック」設定をONにしておくと、設定した角度で補助線が表示され、
スナップして作図することができます。
デフォルト値は90°で補助線が表示されます。
まず、画面右下あたりのステータスバーにある「極トラック」アイコンをONにしておきます。

f:id:KBConsul:20191009115313p:plain

f:id:KBConsul:20191009115426p:plain 1.コマンド選択「線分」ボタンを選択します。
f:id:KBConsul:20191009115509p:plain 2.直線を引くための始点を指示します。
f:id:KBConsul:20191009115555p:plain 3.カーソルを90°単位で動かすと補助線が表示され、カーソルの位置に現在の長さと角度が表示されます。
f:id:KBConsul:20191009115634p:plain 4.引きたい長さの位置でマウスをクリックします。
f:id:KBConsul:20191009115717p:plain 5.間違って決定してしまった場合は、キーボードから「U」を入力することにより1つ前の状態に戻ります。(入力は半角文字です)
f:id:KBConsul:20191009115809p:plain 6.終了するには、再度「ENTER」キーをクリックしコマンドを終了します。
f:id:KBConsul:20191009115902p:plain 7.極トラックの角度を追加したい場合。再度ステータスバーにある「極トラック」アイコンの上でマウス右ボタンをクリックします。
f:id:KBConsul:20191009115937p:plain 8.「設定」ウィンドウが表示されるので、ここで、指定角度を設定できます。&br;「極角度」に補助線を表示させたい角度を入力します。ここは、角度の乗数で表示されます。(15,30,45・・・)&br;「極追加角度」に設定した場合、設定した角度のみ補助線が表示されます。10個のみ登録できます。; 区切りで入力します。&br;この時、「極モード」の設定で■極トラッキンング追加角度使用 のチェックを入れる必要があります。


以上

BricsCADの購入は
https://cad.kbconsul.com/index.php?CADkbc_shop_Brics